知識・知恵

愚痴りたい!でも愚痴れない。人に迷惑をかけずにストレスを解消するには?

仕事が思うように進まないとき、
職場で嫌な人から嫌なことを言われたとき、
夫が家庭に協力的でないとき、
ママ友との会話で皮肉を言われたときなど、
たまったストレスを思わず誰かに吐き出したい気持ちになります。

でも、愚痴ってもいいものなのかどうか
困る事もあるのではないでしょうか。

確かに愚痴ると相手に少なからず負担をかけることになりますし、
愚痴ったからと言って問題が解決するとも思えない。

であれば、このモヤモヤした気持ちにどう対処すればいいのか?
今回は、愚痴りたい気持ちと上手に付き合う方法について話をしていきます。
人に迷惑をかけず、自分にも優しくなれる方法が見つかるといいですね。

愚痴った方が良いの?愚痴らない方が良いの?

そもそも愚痴っても大丈夫なのか?
それともやっぱり愚痴は良くないのか?という疑問について、
愚痴を吐き出すメリットとリスクを取り上げて
まずは話を整理していきましょう。

1. 愚痴でも吐き出した方が良い理由

誰かに話を聴いてもらいたい気持ちを我慢し続けていると、
ストレスが精神的な影響に止まらず、
身体にまで悪営業が及んでしまう可能性があります。

問題を抱え続けたまま我慢するということは
身体に良いことではありません。
体調を崩してしまうほど深刻であれば、
思い切って誰かに話を聞いてもらいましょう。

自分の気持ちを言葉に発することでストレスが軽くなります。
愚痴ってばかりも良くありませんが、
愚痴を我慢し続けるというのも良くないことです。

自分の素直な気持ちを表現できると、
周りの人が親近感を持ってくれるという効果もあります。

想像してみてください。愚痴や弱みを一切見せない人は、
何を考えているのか本音が見えにくく、
どこか一線を画した感じがしますよね。

でも、ちょっとした弱みや素直な気持ちを言ってもらえると、
その人の人柄が見えて何となく安心感や親近感を感じることができます。

2. 愚痴を吐き出すことで生まれるリスク

愚痴も程度によりリスクが生まれます。
愚痴を聞く立場になるとわかりますが、
たまに聞くくらいのちょっとした愚痴であれば話を受け止められるけど、
何度も続くようであれば聞いている方も嫌な気持ちになってしまいます。

話を聴いてくれなくなったり、
距離をおかれるようになってしまったり、
あなたに対する評判や印象も悪くなる
可能性があることを知っておきましょう。

また、twitterなどのSNSやブログで
自分の愚痴を吐き出す場合は、
ログ(記録)が残ってしまうので
悪い印象や批判の的になる可能性があります。
安易な気持ちで投稿をするのは気をつける必要があります。

3. 話をする相手はどんな人がいい?

できるだけリスクを抑えつつ愚痴を聞いてもらうためには、
話を聴いてもらう相手を選ぶことが効果的です。

ポイントは主に4つで、
「あなたの話を否定しない人」
「あなたの話を親身になって聴いてくれる人」
「話のプライバシーを守ってくれる人」
「アドバイスや説教をしない人」です。

まずはあなたの話をきちんと受け止めてもらう必要があります。
また、話を不注意に人に漏らさないでもらう必要もあります。
求めてもいないのにアドバイスをされないことも大切です。

あと、利害関係のない人であれば客観的に話を聴いてもらえやすくなります。
例えば、近親者についての悩みであれば外部の第三者に話を聴いてもらうと、
気兼ねなく話をすることができます。

話をするときは、もし可能であれば、
あらかじめ話をする内容について自分なりに整理してから話をすると、
それに比例して相手も効果的に関わることができます。

内容を整理する際のポイントとしては、
話の内容を事実と解釈を分けて紙に書き出すことで
問題を整理することができます。
もちろん、もし可能であればやってみるということでかまいません。

愚痴りたいストレスを解消するには?

愚痴を吐き出した方がいいかどうか一概には言えませんが、
愚痴らずに済むのならそれに越したことはありません。
じゃあ愚痴らずに抱えているモヤモヤやイライラといったストレスには、
どう対処するのがいいのでしょうか?

1. 解消の方法あるあるのまとめ(3つ)

解消の方法については、紹介されているものを調べていると実に様々です。
ただ、何となく気質や性格によって合う合わないがあることが伺えます。
3つの視点でまとめてみましたのでご紹介します。

1つ目は、「愚痴を言うより楽しい話をした方がいい」
「明るい話をした方がプラスになる」という
ポジティブ思考な解決方法の場合です。

マイナスな方に目を向けるよりも、
確かにプラスな方に頭を使った方が
愚痴も言わなくなるので良いですよね。

ただ気をつける点は、合理的な性格の人にはあまり響かない方法だし、
ネガティブな人や感情的になりやすい人にとっては、
愚痴を言わなくなったとしても抑圧した気持ちが解消されない
悶々とした感じは残ってしまいます。

また、明るい話に切り替えることは、
問題から目を背けてしまうリスクも含んでいますので、
その点は注意したいところです。

2つ目は、「愚痴を言うくらいなら問題の原因をちゃんと分析して、
解決に向けて具体的に行動を起こす」という合理的な解決のしかたです。

問題にしっかりと向き合って、問題そのものを解消すれば
愚痴は自然となくなります。

ただし、気持ちを切り替えたり、
気持ちを脇におけたりする人なら良いのですが、
まずはイライラした気持ちを解消してからでないと
事を起こせない人には難しい方法です。

また、気持ちを置いたまま事を進めてしまうと、
周りから冷たい態度だと思われてしまったり、
途中で自分が何を感じているのかが
分からなくなってしまったりするリスクがあります。

3つ目は、たまったネガティブな気持ちを解消させる方法です。
まずは抑圧したマイナスなエネルギーを発散してスッキリします。

運動をしたり、カラオケで思いっきり歌ったりする、
いわゆる「ガス抜き」です。
自分なりのエネルギー発散方法を活用すれば、
他者に迷惑をかけることもありません。

気をつける点は、気持ちに直接働きかけてはいないので、
エネルギーを発散したとしてもイライラが解消されなかったり、
イライラが戻ってきたりする場合もあることです。

私の実践方法を紹介

最後に、私の場合はどうしているかご紹介します。
私は、まず気持ちをすっきりさせないと
事を前に進められない傾向があるので、
先ほどの3つ目の方法をよく取ります。

その中でも効果的だなと思っているのが、
「愚痴を紙に書く」と「ストレスな考えに問いかける」方法です。

1. 紙に愚痴を思い切り書き連ねて

まずは一人の時間と場所を確保して机に向かい、
紙とペンを用意します。そして紙に愚痴を思い切り書き連ねていきます。

ポイントは、相手を思い切り裁く気持ちで書くこと、
決して良い人になろうとはしません。
「彼が余計なことをしたおかげで、私の仕事が増えた。」
「こんなに頑張っているのに、彼は私を認めてくれない。」
という感じで、思いつくままに書いていきます。

「こんなこと書いたら大人としてどうだろうか?」と
自分の文章を検閲せず、わがままだと思えるようなことでも
遠慮せず書いていきます。
私たちは、他者を批判してはいけないと教えられてきましたが、
ここでは表現することを自分に許してあげます。

紙の上に吐き出すだけでも心が落ち着いてくる場合もあります。
紙の上に自分の考えを書き留めることは、
ストレスで混乱した思考の働きを止める効果があるし、
自分の考えが紙の上で見えてくると、
ストレスや問題の原因が見えてきて、気持ちが落ち着き和らいできます。

気持ちに余裕が生まれると、「次はこうしよう」などと、
相手との関わり方にも前向きな兆しが見えてきます。

2. ストレスな考えに問いかける

しかし場合によっては、書いても気持ちが落ち込んでくることもあります。
そうしたら、書き出した自分の考えに「それは本当だろうか?」と問いかけます。

私たちは、ネガティブな考えやジャッジする考えが強いときは、
その考えが本当であるという証拠ばかりが
目につくように視野が狭くなっています。
だから紙の上で表現した自分の考えを、一旦落ち着いて、静かな状態で
「本当にそうだと言い切れるだろうか?」と問いかけてみるのです。

もしかしたら自分の思い込みや
気づいてなかった現実があったかもしれないと気づく
事ができたら、
それは自分をストレスな考えから解放する良い知らせになります。

そして、書いた内容を置き換えてみて、
真実味のある事実や理由を探求してみます。

例えば「彼が余計なことをしたおかげで、私の仕事が増えた。」
とあるならば「私が余計なことをしたおかげで、彼の仕事が増えた。」
といった具合に置き換えます。

その文章で真実味のある事実や理由を探求してみます。
探求するコツとしては「頭で答えを出すのではなく、ハートから直感的に答えること」
「口に出して答えるか、紙に書いて答えること」です。

そして答えてみたときの自分の反応を感じます。
置き換えた内容が自分を楽にしてくれることもあるし、
お互い様だという意識になると気持ちが落ち着き、
愚痴もいつの間にか消えていることもあります。

こうしてみると、愚痴は単なる溜まったストレスのガス抜きではなく、
自分を解放してくれる「きっかけ」として捉えられるようになるので、
今では習慣になっています。

以上です。いかがでしたでしょうか。

愚痴を聞いてくれる信頼できる人がいれば良いし、
いなくても自分なりに取り組める方法があるので、
ぜひ自分に優しく自分を楽にしてあげましょう。

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