対人関係

上司へのストレス「認めてくれない」対処方法は?

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職場のストレスでよく話題になる上司と部下の関係、
上司に対するストレスがあるのではないでしょうか。

指示が曖昧な上司、
それについて質問すると不機嫌になる上司、
言っていることが違う上司、
仕事を丸投げしてくる上司、
無茶振りを吹っかけてくる上司など、
上司へのストレスのかたちは様々です。

中には、自分の仕事をなかなか認めてくれない、
アドバイスや説教の多い上司もいると感じる方はいると思います。

上司のマネジメントスタイルは
従業員のモチベーションに影響している
という研究結果もあります。
(『Journal of Business and Psychology』フランソワラブレー大学の研究結果)

モチベーションが上がるどころか、
ストレスの元になってしまっては仕事もうまくできません。
そういう上司へのストレスはどのように対応すればいいのでしょうか。

上司という立場が抱えるプレッシャー

まずストレスを抱えた状態で
上司の立場になるというのは難しいかもしれませんが、
あらためて上司の立場について触れておくことで、
何か気づくことがあるかもしれません。

上司はあなたと同じく上から(もしくは顧客から)
与えられたミッションなり課題を解決する任を与えられています。

部下たちの仕事がうまく進むようにしなければならない
監督責任を追っているのです。

また、部下たちが仕事ができるようになるためには、
自分が育てなければならないという想いも持っている上司もいます。
部下には成長してほしいのです。

そして、上司として仕事のミスが許されない
プレッシャーやプライドを抱えていることもあります。

つまり、必ずしも悪気があってあなたを認めていないわけではない
ということに気づくと楽になるきっかけになるかもしれません。

上司へのストレスから身を守る手段

だからと言って、上司に対するストレスが消えない場合は、
どう対応すればいいのでしょうか。

立場の弱い部下としては、
上司に比べて与えられている権限も選択肢も少ない状態です。

だから、例えば上司の言葉を真に受けず、
とりあえずは表面的に合わせて受け流すことも必要かもしれません。

あるいは、上司に文句を言われないくらい仕事ができるようになる、
上司が反論できないくらいの正当性を示す、
上司と交渉してうまく上司と駆け引きをする、
そして上司がダメなら更に上の上司の協力を得ることで、
上司をコントロールする手段をとる必要があるかもしれません。

それが駄目なら、上司と関わらない、いっそのこと
他の部署に異動するか辞職するという方法を選ぶかもしれません。
上司の存在で自分がつぶれてしまうくらいなら、
自分の身を守る手段として時には必要かもしれません。

上司との関係を建設的に解決したい

でも、なかなかストレスが晴れないとか、
何か違うなと思ったり、
できれば上司との関係を建設的なものにして
解決したいと思うこともあるかと思います。

そういった方に、ここでご紹介するのは
ストレスを生む考えに問いかけるという方法です。

上司が問題なのに、
なぜ自分の考えに取り組む必要があるのでしょうか。

それは、問題を持っている相手を変えることはできないからです。

私たちは、問題がある相手を変えようとしてきました。
しかし、それがストレスを解消することになっていない
ということも心のどこかで知っています。

上司と戦って勝ったとしても気分は晴れないでしょう。
たとえ気分が晴れたとしても、
別の機会に誰かと衝突するとストレスはやってきます。

戦うことを選択している限り
ストレスから解放されることはありません。
極端な話で言うと世界で起こっている戦争がそうですね。

どちらも自分が正しいと主張を譲らないし、
相手が悪いと思っている、
お互いに自分は被害者であると思っています。

相手を変えようとして攻撃した結果
どうなるかを私たちは知っています。
戦いは姿や形を変えて続いていくのです。

受け流すことも、逃げることも基本的には一緒です。
その場で凌ぐ(しのぐ)ことができたとしても、
ストレスは時を変え、場所を変えて戻ってきます。

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だから、まずは自分の中で起こっている戦争を止めるために、
自分の考えに取り組む
のです。
それは決して自分を責めるためにではなく、
自分の中で起こっている上司との戦いを終わらせる平和的手段です。
自分も上司も責めない方向を模索するため
なのです。

では、上司に対する自分の考えに取り組む方法(ワーク)を紹介します。
ワークは、ストレスになる考えに問いかけをすることで、
そこから真実を探求していきます。

必要なのは、紙とペンとオープンマインド(オープンな気持ちで臨むこと)、
それだけです。

今回は、実際にワークの事例に解説をつけてご紹介していきます。

アドバイスばかりで私を認めてくれない上司

アドバイス好きな上司を持つ彼女は、
日頃から自分の仕事の仕方に口を出してくる上司に対して、
矛盾した気持ちを抱えています。

営業先に上司と行った帰りに、
上司とお茶を飲みながら会話をしていました。
そこで上司からアドバイスを受けた時のことを取り上げています。

(以下よりワークのセッション)

ーーーそれでは書き上げた文章を読んでください。

「私は彼(上司)に対して、モヤモヤした気持ちでいる。
なぜなら、彼は私を認めてくれないから。」

「私は彼の部下であり、この営業の責任者は彼なのだから、
彼の意向を確認しながら仕事をするのは必要なことです。
自分の意に沿っていない時は不機嫌になるのに、
こちらが細かく確認しようとすると、
『あなたが担当の顧客なのだから、顧客に対してもっと主体的になりなさい。』
と説教してきます。」

ーーー具体的に何を言われたか覚えていますか?

「はっきりとは覚えていませんが、
営業先での私の様子について、
『もっと主体的にお客様と関わらないとダメだ。』
って感じで言われたと思います。
私は皆に気を配りながら話をしてただけなんですけど。」

ーーーわかりました。では始めましょう。
そのときの状況を思い出して答えてください。
「彼は私を認めてくれない」それは本当でしょうか?
よかったら静かに落ち着いて、もう一度新鮮な目で見直してみてください。

(深呼吸して、目を閉じて、沈黙の時間が過ぎる)

「いいえ。必ずしも認めてくれていないわけではないと思います。」

ーーー「彼は私を認めてくれない」という考えを信じるとき、どのように反応しますか?

「上司から言われたことがショックで肩が緊張して、
胸が苦しくなります。『私は間違っているんだ』と
ドキドキと気持ちが反応して落ち着きません。」

「『なんでそんなことを言われなければいけないのか』
という怒りも感じてますが、言い争いたくはないし、
信頼を失って評価されなくなるかもしれないと思うと怖くなります。」

ーーー「彼は私を認めてくれない」という考えは、
あなたにとってストレスですか?
それとも平和につながりますか?

「ストレスです。」

ーーー「彼は私を認めてくれない」
という考えがなければ、どうなりますか?

(深呼吸して、目を閉じて、沈黙の時間が過ぎる)

「私は自分が間違ったことをしたと思っていたけど、
考えがなければ、ただ言われたことにショックを受けることなく、
言葉をそのまま受け取っている自分がいます。

「そうすると、確かに彼の言っていることは正しいなと思えます。
私が彼の立場であっても同じことを言うと思います。
それは私のことを認めていないということではなくて、
彼が私を認めているからこそ、
『こちらの顔色を伺わずに自信を持って
お客さんと話をしてもいいんだよ』
という意味にも取れるようになるからです。」

「私が一方的に彼に認められたいと思っていたからこそ、
注意されないような完璧な仕事をしなければならないと思っていました。
そういう思い込みがあったから、
かえって注意されてしまったことが許せなかったんですね。」

ーーー文章を置き換えて、元の文章と同じくらい、
あるいはそれ以上に真実味を感じられる事例や理由を探求してみてください。

置き換え文①「私は私を認めていない。」(しばらく沈黙が続いて)

「彼に言われた時に、『こんな私ではいけない』とか
『私は間違っていて悪い。』と自分を否定しました。
彼から認められたいと思っていたことで、
意識が彼に向かっていて、自分に向いていませんでした。

 

置き換え文②「私は彼を認めていない。」

「注意した彼を快く思っていませんでした。
彼の言葉を聞いた時に体が緊張して防衛していました。」

「きっと不愉快な表情をしていたと思います。
そのままの自分が認められたいばっかりに、
彼の言動は『こうあるべきだ』などと理想をつくっていました。

それにそぐわない彼を認めていませんでした。」

 

置き換え文③「彼は私を認めてくれている。」

彼は『ただアドバイスをしてくれた。』だけなんだなって思います。
彼は私に任せてくれていたから、
もっとお客さんと向き合っていいんだよって意味で言ってくれたんですね。
あれは肯定的な言葉だったんですね。
任せてくれていなかったら、
営業先でもっと上司の方が話をしていたかもしれないから。」

その考えが本当ではなかったと気づくことは、自分を癒す赦し

私たちは自分の考えを信じると苦しみます。
なぜなら、現実が自分の考えるとおりになっていないからです。

私たちは起こった現実と戦うと
ストレスを感じるようになっています。
なぜなら、起こった現実を変えることはできないからです。

考えを信じないとき私たちは苦しみません。
思考にスペースが生まれ、心に余裕ができると、
今まで本当だと思っていたものとは違う現実、
あるがままの現実が見えてきます。

現実は考えているよりも優しいものかもしれないのです。
問題があると思っていたことが、
実は自分の考えにあったと気づくことで責める理由がなくなります。

自分が自分を認めていないと気づくことは、
自分を大切にするためのきっかけになります。
相手が自分を認めていないというのは、
自分の中でわき起こった考えなのです。

過去はすでに終わっています。
残っているのは、想像の中で
相手が自分を認めていないというストーリーです。

その考えがない自分を探求した時に、
あるがままの現実は思っているよりも優しい
ということを教えてくれるかもしれません。
その考えが本当ではなかったと気づくことは、
自分を癒す赦し(ゆるし)です。

ワークは、信じている考えに問いかけをすることで、
自分にとっての真実を見つけていきます。

上司の言葉をストレスに感じていたのに、
今はもう感じられないというのは、
自分に対して優しくできるだけでなく、
相手への態度にも変化の兆しが表れます。

今まで身構えて接していた上司に対する抵抗感が薄れて、
自然な態度で接することができるようになります。

そうなることで、問題だと思っていた上司との関係において
クリアな意識で健全な選択が取れるようになるのです。

よかったらやってみてください。

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