事例

宇多田ヒカルさんの性格・生き方から学ぶ〜タイプ6「親からの自立」

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エニアグラム タイプ6の有名人の事例として、日本を代表するシンガーソングライターの
宇多田ヒカルさんの性格や生き方からタイプ6の心理構造について紹介していきます。

国内の歴代アルバム売上1位のほか数々の賞を受賞。
2010年には、「人間活動」と称して音楽活動を休止し、ロンドンへ移り住むも、
母(藤圭子)の死や出産・育児を経て、2016年に活動を再開。
宇多田ヒカルさんの感じ方や生き方に対する姿勢を通じて、
タイプ6のテーマに触れていきます。

感性豊かなアーティストとしてのエニアグラム タイプ6

タイプ6は、思考タイプでありながらも感情が豊かなので、
中には直感や感覚的に優れているタイプ6もいます。
そして、感性の豊かさを活かしてアーティスティックな才能を発揮する人もいますよね。

タイプ6の才能は自己分析に優れているところです。
様々な感情(特に悲しいといったネガティブなもの)と向き合い、
感情にフタをしたり、感情におぼれたりせずに、冷静に思考で分析することができるんですね。

タイプ6は「自立」が大きなテーマ

タイプ6にとっての大きなテーマは「自立」です。
タイプ6は、自分の人生は、自分で選んで、自分で決める必要性を感じながらも、
自分の考えや気持ち、選択といったものを抑圧してしまう傾向があります。

なぜなら、タイプ6は、周りと仲違いすることや他者から見捨てられること、
不確かな将来のことに対して不安や恐れを感じやすい傾向があるからです。
そのため、自分で選んだり決めたりすることが難しく、
先延ばしにしたり、他者に委ねてしまったりしてしまうことがあるんですね。

人の期待に応える続けることで本来の自分と解離してしまう

こうした恐れを感じないようにするためには、「人の期待に応える」ことが
タイプ6にとっての重要な人生の戦略になります。

すると、本来の自分を脇に置いて人の期待に応える方向へ行ってしまうため、
徐々に心の何処かで「自分が何なのかわからない感覚」や
「自分の人生を生きられていない感覚」に悩んだり、
危機感(「このままじゃダメなんじゃないか」)を覚えるようになったりするかもしれません。

宇多田ヒカルさんが、アーティスト活動を休止して、「人間活動」を宣言したのも、
「宇多田ヒカル」として人の期待に応えてきた結果、
「人間・宇多田光」として生きられなくなってしまう危機感から来ているとも言えます。

宇多田ヒカル:15歳ぐらいから、ほんと異様な環境にいたんだなと。ずっと特別扱いされて、普通の人がすることもしなくて良かったり、しなくていいことばっかりしてたりとか、「あ、ちょっと変になってきてるんだな」っていうのにふと気づくきっかけがいくつか続いて。それで、、ちょっとそれはかっこ悪いなと思って。(中略)ってことでイギリスに住み始めて、携帯の契約を自分でやったり、水道代を払ったり、家の賃貸の契約をしたり。(中略)ただ、やっぱり、どんな環境においても自覚がある人のほうがかっこいいなっていうのはわかったりもして、あまりにも自分が無自覚だったので。(中略)わたし自身としては、地に足が着いていない感じというのもつらいと。だから、新しいことをやって、いろんな人と接してみようと思ったんですよね。

インタビュアー:革命だったんですね。革命の第一弾。

宇多田ヒカル:そうですね、うん。

インタビュアー:それはなぜかっていうと、宇多田ヒカルは、とにかく、人の望むことをやる人生だったんですよ。

宇多田ヒカル:まあそうですねえ(笑)ー 「ロッキング・オン・ジャパン 2017年 09 月号」より

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母の死と出産・育児での気づきが自立の転機に

人間活動中の宇多田ヒカルさんにとって、母の死と出産は大きな出来事でした。

親を亡くすという大きな喪失感の中にありながら、そのことだけでなく、
その後の出産・子育てというプロセスが、自分の母の間にあった謎を明らかにし、
自分の自立につながる大きな気づきを生んだことを語ってくれています。

(母の死について)なんておっきな存在なんだ、どうしよう、どうしたらこれからちょっと離れられるんだろう、っていうくらいに思ってたことが、逆に亡くなってからのほうが強いぞ、っていう部分と、あと、「あ、ほんとにただの人だったのに、60過ぎたかよわい女性だったのに、わたしの中で、何かすごく強大な存在になってしまって、それを恐れていたわたしはなんてアホだったんだろう」ってことにも気づかされて、まあ、世界が変わっちゃいましたね。自分を初めて自分として、ひとりの人間として見て、「ああ、ここからほんとにひとりでいろいろ決めて、生きていくんだ」っていうのを、やっと親の死で感じました。ー 「ロッキング・オン・ジャパン 2017年 09 月号」より

 

この子からしたら、わたしが何したってわたしが必要なんだっていうふうに、目を見て感じて、その時初めて、「ああ、そうか。わたしの母親も赤ちゃんの時のわたしを見て、初めてそれを感じたんだろうな」と。(中略)わたしの母親に自分自身が一瞬なったぐらいの感じがしたんですよね。「あ、こういう感覚だったんだ彼女、わたしから!」っていうのに気づいて、それが一番、大きかったです。(中略)それによってわたしの中にあったいろんな空白が埋められていって。(中略)ー 「ロッキング・オン・ジャパン 2017年 09 月号」より

「支えてほしい」気持ちと「圧倒されたくない」気持ちの葛藤

タイプ6は、自立のプロセスが十分でないと母親的存在に圧倒されてしまうため、
矛盾した感情をかかえることになってしまいます。

矛盾した感情とは、母親的存在に対して、「支えてほしい」と思ってはいるものの、
一方で「圧倒されたくない」とも思うようになることです。

「ずっと母に支えられてきた」という気づきが「内なる支え」に結びつく

しかし、母の死や出産・育児を通じて、
母をひとりの人間として見ることができるようになった、
自分がいかに子どもで母を精神的に頼っていたかに気づけるようになったことが、
自立に至る大きな気づきになった。

「自分は愛されているんだろうか?(支えられていない感じがする)」と思っていたのに、
母が亡くなっても母の存在を自分の中に、より大きく感じるようになったことで、
「自分は愛されていた(支えられていた)」という気づきにつながったことが印象的です。

タイプ6にとっての自立(成長)とは、自分の外に支えを求めるのではなく、
「自分の内なる支え」に気づくことです。まるで脅威だった母の存在を、
大きな内なる支えとして感じられるようになった
宇多田ヒカルさんの成長のプロセスに心を打たれます。

最後に参考として、アルバム「fantome」に収録されている「道」という曲は、
タイプ6が内なる支えに気づくテーマソングとしてお勧めですので、
こちらも合わせて見てくださいね。

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