知識・知恵

自信がない人の原因は、いじめなどの問題?その克服方法は?

「自分にもっと自信が持てたら」
「なんで私は臆病で一歩が踏み出せないんだろう」
「こんなことを言ったら嫌われないだろうか」

言いたいことを飲み込んで、
やりたいことを我慢するとき、
とても辛い思いをしないでしょうか。

周囲との関係はうまくやっていきたいし、
でも、自分のやりたいことも本当は大切にしたい。
もっと自分に自信が持てたら、
もっといろんなことができるはずなのに。

誰しも自信が持てないときはありますが、
それが長い間続くと心に大きな負担を与えてしまいます。
今回は、自信を失ってしまう原因とその克服法についてご紹介します。

これを読んでいるあなたは、
きっと自分に自信を持ちたいと思っているはず。
もしくは、自信を持てない誰かを助けたいとはずだと思って、
記事を書きます。

1つでも役に立つことがあれば、是非やってみてください。
きっと小さな成功体験の一歩になるはずです。

自信がない人の特徴

自分に自信がないと思っている場合は、
もしかしたら以下のような特徴や傾向性が当てはまるかもしれません。
ここでは3つに絞ってまとめて紹介します。

1. 失敗することが怖くて行動できない

「もしうまくいかなかったら、どうしよう。」
「相手の期待を裏切ることになったら嫌だ。」
「こんな問題があるかもしれない。」
「私にそんな力はない。」といったように、

やりたい気持ちはあるけれど、
失敗したときのことを考えると怖くて行動できません。

成功する可能性はあるかもしれないけれど、
成功するとは思えないので行動に踏み切ることができません。

それは、過去に経験したこともそうですが、
特に経験したことがないときに強く感じるかもしれません。

2. 他人と比べて自分が劣っていることに傷つく

「人に比べて私は…」と他人と比べて自分が劣っていると感じることで
「自分なんて大したことないし…」と思ってしまいます。

外にある基準に照らし合わせることで自分の価値を図って、
自分の方が下であるとか、足りていないと思ってしまう事で
自分の価値を感じられなくなってしまいます。

外の基準に達しようと努力して克服することもありますが、
基準に達することができないことも多くて、
その度に自分の努力や結果を否定してしまうため、
「努力しても無駄」と自分を傷つけてしまうのです。

3. 自分で自分を認められず、他人に認められようとする

自信がない人は、足りない自分や弱い自分を認めることが難しいです。

自分で自分を認めることができないので、
承認を他者から得ようとします。

そして、人の期待に応えるよう努力します。
期待に応えられているときは安心していられます。
もしかしたら、人の役に立てる自分に自信を感じられるかもしれません。

しかし、常に期待に応えなければならない
(嫌われてはいけない、怒られてはいけない)
という恐れを抱えながら生きていて、こころに余裕はありません。

相手の言葉に敏感になり、ちょっとした事でも
「何か私が悪いことをしたのかな」と不安や心配で
気持ちが落ち着かなくなります。

もし、上記のような特徴に複数当てはまるとしたら、
確かに今あなたは自信を失っているかもしれません。
(それが一時的であっても、ずっとそうだったとしても)

自信を感じられない要因

自分に自信を感じられない背景には、
いくつか理由が存在しますが、
ここでは3つに絞ってお話します。

要因や原因について考えることは、
克服するためのきっかけになるので、
よかったら一緒に振り返っていきましょう。

1. 否定的なメッセージを受けてきた

自信は自己肯定感と関係があるため、
否定的なメッセージを受けていると自信を感じにくくなります。

その原点は子供時代に遡ります。
例えば、親から肯定的なメッセージを
受けられずにいた場合があります。

褒められた体験が思い出せないとか、
言うことを聞かないと厳しくされた記憶があるとか、
制限の多かった家庭であったりとか。

親の期待に応えなければ安心していられなかった、
あるいは、親に受容された感じがしない
(親が不在であったり、親に甘えさせれもらえなかったり)と
「自分はこれでいいんだ。大丈夫だ。」という感覚が育たず、
「どうすれば自分は親に認めてもらえるんだろう。」と
親の顔色を伺うようになってしまいます。

あるいは、こんな親は頼りにならないと反発するけれど、
代わりに自分を認めてくれるものを外の世界に求めに行きます。

他には、いじめられた体験も影響します。
自分が存在することを肯定されなかった体験は、
自分自身に対する否定的なメッセージとして残ってしまうからです。

しかし、このような経験をした人すべてが
自信を持っていないかというわけではありません。
その後の人生体験によっては自己肯定感が育つことが十分にあります。

2. 他人と自分を比べてきた

人と自分を比べて劣等感を感じてきた場合にも
自信が感じられにくくなります。

特定の人でなくても、
親が期待する社会的水準や理想像もそうです。

私の世代で言うと、
「良い会社に入りなさい」
「外交官になりなさい」
「弁護士になりなさい」などと、
将来の職業や仕事を期待されることもそうです。

「勉強がこれくらいできていないとダメ」
などと比較されてしまい、
常に減点法による相対的評価で
自己評価や自分の価値が決められてしまいます。

自信は小さな成功体験の積み重ねで
作られるものでもあるので、
減点法の評価は自信を育てる方向性とは逆になります。
それはとてもプレッシャーの大きい生き方です。
優劣や勝ち負けで作られる自信は、
実は脆く崩れやすいものなのです。

3. 期待に応えることで安心できた

あるがままで存在することを許されなければ、
安心して存在することはできません。
安心するためには、人の期待に応える必要があります。

「自分はここにいていいんだ」という
許可を人からもらうことで、やっと安心できるのです。

人の期待に応えることを繰り返して起こるのは、
「自分ひとりではどうしたら良いのかわからない」という不安です。

人からの指示や期待があれば動けるのに、
自分ひとりになると何をしていいのか
わからなくなってしまいます。

自分の判断で物事が決めるのが怖くなってしまうのです。

自信のなさを生む原因

ここまで、自分に自信を感じられない背景の
要因を探って行きました。
ここで原因についてお話しする前に、
よく紹介されている克服方法について触れさせてください。

ポジティブ思考、プラス思考について

自信がない人は思考がネガティブになりやすいため、
後ろ向きな考えを止めて考えを前向きにすることで自信がわいてきます。

注意したいことは、ポジティブ(プラス)思考は自己暗示の一種です。
暗示がかからないと、揺り戻しで自信喪失が強化されてしまいます。

ポジティブ(プラス)思考は意識的に継続する必要があるのですが、
効果が感じられないと途中で止めてしまう落とし穴があります。

また、無理にポジティブ(プラス)思考であろうとすると、
気持ちと思考の間に自己矛盾が起きて心身のバランスを崩す恐れがあります。

通常、マイナス思考がプラス思考に変わるためには
一定のプロセス(マイナス→ニュートラル→プラス)を
たどる必要があります。

マイナス(陰性)を緩和しニュートラル(中性)になってから
プラス(陽性)になるという自然のプロセスを通らずに、
いきなりマイナスからプラスに変えようと自己暗示をかけると、
振り子のような反動が生まれやすくなるので注意が必要です。

アファメーションについて

アファメーションは自己肯定的宣言などと言われています。

自分の理想を実現するために、
必要な自分をイメージしてプラスの言葉をつくり、
自分に根づかせることで結果につながる行動を後押しします。
理想の結果を実現することは自信につながります。

注意する点は、先ほどのポジティヴ(プラス)思考と似ています。
きちんと手続きを踏まないと、自己矛盾や反動で
自信喪失を強化してしまいます。

アファメーションでは、自分が本来望んでいることを明確にし、
それを目的として生きるプロセスによって肯定的な結果が実現します。

恐れや自己防衛に基づいた目標設定だと
効果を発揮しないので注意が必要です。

自信のなさを生む原因

ポジティブ(プラス)思考やアファメーションに共通しているのは、
ネガティブな思考を変えることです。

つまり、自分に自信を感じられない原因は、
その背後にある考えを信じていること(ビリーフ)にあります。

自分や他人についての考えを信じることで
苦しみやストレスが生まれているのです。

「私は彼より劣っている」
「誰も私を必要としていない」
「私には実力がない」といった考えを信じることで、
自分がこれ以上傷つかないように守っています。

自信のなさというのは、
自分の身を守るために必要な考えだったのです。

なぜ考えを信じると苦しむのかというと、
現実と異なることを信じているからです。

あるがままの現実が見えずに、
特定の考えを信じていると苦しみを感じるのです。

自信のなさを克服する

自分の考えを信じると苦しむ、信じないと苦しみません。

だから、お勧めすることは、
自分の考えを紙に書き出して問いかけることです。

ストレスを生む考えを探求することで、
信じていた考えが本当でないと気づくことができると、
これまで守ってくれていた考えが自分の元から離れていきます。

すると、これまで見えていなかった現実が見えるようになり、
新たな可能性や発見が見えてきます。

例えば、あるがままの現実や自分が見えてくると、
物事が表裏一体に見えてくることもあります。
成功する可能性が見込めないと思っていたのは、
物事を慎重に運ぶことができる注意力がある
という一面に気づくことができるように。

そして、ニュートラルな状態になってはじめて、
自信のなさを克服する取り組みが効果的にできるようになります。

最後に、自信につながる取り組みを4つに絞ってご紹介します。

1. 経験を積む

経験を積むことは何よりの財産になります。
自信は経験によって支えられています。

ニュートラルな状態であれば、
失敗は終わりではなく次に活かすための学びになります。

そして、大切なことは、「あなたは今日までちゃんとやってこれた」ということです。

それを自覚することは、
あなたの自信につながる支えになってくれます。

「なんだかんだ言っても、私ここまで生きてこれたじゃないか」
という気づきは、あなたの自信を蘇らせる魔法の言葉になります。

2. 人と比べない

自信とは「自分を信じる」と書きます。

だから自信は人と比べて使うものではありません。
何があっても自分を信じる気持ちが自信です。

自分の価値に気づく、
失敗しても大丈夫、
私は私だと自分に言ってあげられることが
自分を信頼するということです。

人と比なければ自分に集中できます。
自分に集中できれば、常にベストでいられるのです。
ベストであれば後悔は生まれません。
後悔がなければ自信を失うことはないのです。

3. 自分の期待に応える

自信がないときは、人の期待に応えることで
一時的な安心を得てきた代わりに、
自分に対する期待を抑圧して苦しんできました。

自分の期待に応えることは、
ときに相手に対してNOということでもあります。

自分が解決できるのは自分の領域の問題だけです。
相手の領域は相手の問題です。

自分と相手の領域を分けて、自分の問題に集中します。

相手が自分を好きになるか嫌いになるかは相手の領域の話です。
相手の領域に入り込んで認めてもらおうとするのは本来不可能な話です。
そして、同様に相手もあなたの問題を解決することはできません。
自分の期待に応えることができるのは自分なのです。

4. 誰かのために生きる

これは自信を持つこととは違う話になりますが、
人は誰かを守るため、誰かを助けるために動くときは、
とてもパワフルにな存在になります。

認められるためではなく、心から守りたい、
心から助けたいという想いが人を突き動かします。

愛や勇気という別の原動力があるために、
自信があるかないかは問題ではなくなるのです。

それは使命(ミッション)という形で、
自信という枠を超えて人に生きるちからや喜びを与えてくれます。

実際に多くの人が自分という枠を超えて、
守りたい人のために大きなちからを発揮しているのです。

以上、これら4つの取り組みは自分の身を守るためではなく、
自分を信じるために意識的に行うものです。

自分を信じるというのは、自分らしく、いつもどおりで大丈夫、
失敗しても大丈夫だと言える自分です。

つまづいたら、またストレスを生む考えを紙に書き出して
問いかけてください。誰のためでもない、すべては自分のために。

ストレスを生む考えに問いかける基本的なやり方については、
下記の記事でご紹介していますので、よかったら参考にしてください。

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