対人関係

分かり合えない親との問題を解消するには?親の承認から卒業しよう

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「家族なんだから私のことを分かってもらうのは当然だ」とか、
「親子なんだから子どもの気持ちは分かって欲しい」など、
誰もが一度は親に対して思ったことがあるはずです。

子どもにとっては親の存在はとても大きなもの。
自分の想いや気持ちを親に分かってもらえず
本当につらいものではないでしょうか。

分かってもらいたい想いが強いからこそ、
親に分かってもらえなかった時には大きく傷つき、
場合によっては親に反発したり、親との関係を切ってしまったりしてしまいます。

私も若い時代には、親に分かってもらえない苦しさから、
半ば諦めのような感じで親とは距離を取っていた時期もありました。

これまで心理学や自己探求といった
心の世界に関わってきたことでわかったことや、
成長の取り組みを通じて自分自身が変わったことがあります。

親子の問題は、1つの記事でまとめられるようなものではない
と思っていますが、専門的な見地や自分の経験も踏まえて、
分かり合えない親との問題を解消するにはどうしたらいいか話をしていきます。

分かり合えないのは自然なこと

今でこそ腑に落ちるようになりましたが、
「どうして分かってもらえないのか?」
ということが思い違いでした。

そもそも分かり合えない所からが、
親子関係にとって本来のスタートなのです。

一緒に暮らしていても(同じ場所にいても)、
お互いの心は違う所にあります。
どうして分かり合えないのか?でなくて、
分かり合えないのはむしろ自然なことなのです。

1.血が繋がっても違う人間なので性格も価値観も違う

血の繋がっている家族だと、つい「分かって当然だ」
という気持ちになってしまいます。

しかし、気質論/性格論からすれば、
親と子では気質や性格が違えば、価値観や人生のルール、
物事の優先順位も本当に違ってきます。

特に生活を共にしている家族であれば、その違いは顕著に現れます。
ひまわりのように明るく生きる親と月見草のように可憐で繊細な子どもとでは、
物事の感じ方から人生のルールまで違います。

明るくて活発な親からすれば、
独りで大人しくしている子どもを見ると心配になって、
何とか元気よく外で遊ばせようとするかもしれません。

しかし、「子どもと言っても一人の人間、
性格が違えば大切にしているものも違う」と
子どもを理解しようとしなければ、
子どもと分かり合うことはできません。

それは、子どもにとっても同じことです。
「親なのに何で分かってくれないんだろう」と思うことは、
親を一人の独立した人間として見ていないことになります。

親との関係は、そもそも分かり合えていない所から出発なのです。

2.子どもは親に承認されたい、親は子どもを守りたい

子どもは成長するにつれて自立していくのが自然なプロセスです。
自分がやりたいことをやりたいし、それを親に認めてもらいたいとか、
喜んでもらいたいと思っています。

自分は親に愛されていると根底に感じながら、
親の元から巣立っていきたいと思っています。

一方で、親は愛する子どもを守りたい、愛しているからこそ
子どもには辛い思いや苦しい思いをさせたくないと思っています。
自分が子どもの頃には無茶をしていたにも関わらず、
自分が親になると子どもには危ないことをさせたくないと思うのです。

可愛い子どもを危険や苦しみから遠ざけるためには、
人生の経験者である自分がちゃんと導いてあげなければ
(躾をしてあげなければ)
とも思って、
子どもに自分の言うことを聞かせようとしていると、
お互いの想いが通じることはありません。

3. 親も子どもも余裕がない

子どもの頃は自分のことで頭がいっぱいで、
どうして親は自分のことをわかってくれないのか?と、
まるで自分が被害者のような意識になっていました。

しかし、自分も大人になって分かるものです。
親だって完璧な人間ではないし、
子育てという未知の世界をがむしゃらに生きていて
余裕などありませんでした。

中には、夫婦関係が悪かったり、お金の問題を抱えたりして、
自分の身を守るのが精一杯で、とても子どもに愛情を与える
余裕のない親だっています。
そんな親が子どものことを分かりたくてもできないのは
本当に仕方のなかったことではないでしょうか。

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「分かってもらいたい」「認めてもらいたい」という考えから自立しよう

そもそも親子であっても分かり合えていないのが自然な姿なので、
分かろうとしない限り分かってもらうとするのは無理があります。
そこで、分かり合えない親との問題を解消するためには
どうしたらいいのでしょうか?

私がお勧めすることは、「分かってもらいたい」「認めてもらいたい」
という考えから卒業し、自立することです。

1. 考えに執着すると苦しむ、諦めるのではなく真実を探求する

それは「違う人間なんだから仕方ない」と諦めたり、
失望したりすることではありません。

私たちが苦しむのは、「親は私のことを分かる必要がある。」
「親は私を認める必要がある。」という考えを信じているときです。

問題なのは、親が実際に自分を分かってくれるかどうかではなく、
そういったときに「どうして分かってくれないんだろう?」と考えて苦しむことです。

苦しみから抜け出す方法は、
諦めることや考えを割り切ることではなく、
考えに問いかけることです。

私たちは、自分の考えを信じているときは、
その考えを正当化する証拠を探すようになっています。

だから、信じている考えについて
「それは本当にそうなのだろうか?」と問いかけることで、
苦しみで渦巻く思考にストップをかけるのです。

問いかけを通じて、あらためて現実を見直すことで、
そこから真実を見つけていきます。

2.「親は私を認めるべきだ。」という考えに取り組んだ結果

過去に転職を決めたとき、両親から「お前は間違っている」と
猛反対されたことがありました。
大人になっても自分のキャリアについて
口出しされることに大変ショックを覚えましたし、
自分の正直な想いを伝えても分かってもらえなかったときは傷つきました。

「あ~、この人たちには言っても分かってもらえないんだな。」
と一度は諦めましたし、「両親とは一生分かり合えない。」と
心の中で自分と両親との関係に区切りをつけました。

しかし、諦めたつもりでも何かある度に親と話をすると、
やっぱり分かって欲しい気持ちが再燃してきました。
「親は私を認めるべきだ。」という考えを信じていると苦しかったのです。

けれども、自分の考えに問いかけて真実を探求したとき、
今まで自分のことを認めてくれていないとばかり思っていたことが、
実はそうでもなかったと気づいて心が楽になった体験がありました。

親は私の転職に反対はしたけれども、無理にでも止めることはしなかった。
ただ自分の子どもが生きているのかが心配だっただけだった。
親でも経験したことがないことだから、どうアドバイスしていいのか
わからなかったのかもしれない。

「親は私を認めるべきだ。」という考えがなければ、
今まで見えなかった現実や可能性が見えてくるようになり、
それが私の心を軽くしてくれました。

結局のところ気づいたのは、親の問いかけに
自信をもって答えられない自分の不安から来ている問題だということでした。

自信のなさから親に承認を求めていたんだ
ということに気づいて楽な気持ちになりました。
自分の気持ちに気づき、それを認めることで、
親から認められる必要はないと思えるようになったのです。

3. 相手は変えられない、変われるのは自分だけ

気持ちが軽くなり心に余裕が生まれると、
相手(親)のことを理解しようという思いが生まれます。
「親も心配してくれてたんだな」などと気づきを得ることができました。

私たちは、親と分かり合えないからといって、つい相手の問題を取り上げたり、
自分を被害者的な立場に置いたりしてしまうところがあります。

それは、自分の身を守るために必要なことでした。
小さい時は、自分ではどうすることもできなかったので、
泣いたり怒ったりして親の助けを求めてきました。
そうやって親を動かしてきました。

しかし、私たちはもう子供ではありません。
必要なことは自分で手に入れることもできますし、
自分で責任も取ることができます。
ただ、考えだけが子どもの頃のまま変わっていないだけです。

対人関係においては、相手を変えることはできません。
変われるのは自分だけです。

だから、自分の考えに問いかけて「分かってもらう必要がある」
といった考えから解放されて、辛かった親との関係に
自分で終止符を打ってほしいと思います。

いかがでしたでしょうか。
親との問題を解消するのに相手は必要ありません。
必要なのは自分自身だけです。

それが伝わったら良いなと思っていますし、
ぜひ重かったストレスから解放されて楽になってほしいと思っています。

自分の考えに問いかける方法については、
別記事にて紹介していますので、よかったら参考にしてください。

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