対人関係

すぐふてくされる部下にイライラしない接し方と上手な育て方は?

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すぐふてくされる部下に悩みを抱えている上司の方向けに、
イライラしない接し方のコツを紹介します。
ふてくされてしまう部下の心理を理解しつつ、多くの上司の方が陥りやすい落とし穴や、
そこから抜け出す方法が分かるようになると、部下との付き合い方もグッと楽になるはずです。
上手に部下を育てる基盤にもなりますよ。

すぐふてくされる部下の話を心で聴いてみよう

あなたの注意やちょっとした指摘によって、部下がふてくされてしまったら、
まずは注意や指摘することをやめます。

そして、部下の話を聴くことが大切です。
ただ矢継ぎ早に質問を重ねて部下の話を聞くのではなく、
優しく問いを一つ投げかけたら、部下の言葉を最後まで聴くようにするんですね。

傾聴(アクティブリスニング)という方法は、
相手の話に目と耳だけではなく、心を十分に傾けて聴きます。

閉ざされた部下の心を開くためには、まず部下を受容することが必要なんです。
部下の言葉を遮らず、否定せずに最後まで聴くだけでも、
部下の不満を和らげることができるんですよ。

傾聴(アクティブリスニング)については、こちらの記事『思い込みが激しい人との付き合い方は?~自然と思い込みに気づくプロセス』で詳しく紹介していますので、
合わせて読んでみてください。

すぐふてくされてしまう部下の心理は?

部下の話を聞かなければならない理由は、ふてくされてしまったときの
部下の心理状態に関係しています。
ふてくされると、不満が顔に表れるのですが、その奥には、
「上司は私のことをわかってくれない」「上司は私を否定した」
といった心理が隠れています。

あなたは、仕事のことで注意しただけかもしれませんが、
部下は「仕事の注意=自分の人格を否定」されたと受け取ってしまうため、
自分の身を守るようになってしまうんです

(注:すべてのケースに当てはまるわけではありません)。

部下が「どうせこの人(上司)は、私の話を聞いてくれない。」と思ってしまっているので、
話を聴いてあげる必要があるんですね。
言い方を変えれば、「昔は上司に叱られたり、怒られたりして部下は育ってきた。
けれども、今はそれでは部下は育たない。」ということでもあります。

部下の話を聴く前に自分のイライラをクリアにしよう

そこで、多くの上司が陥りやすい落とし穴があります。
それは、感情的になってしまうことです。

傾聴(アクティブリスニング)は、心を落ち着けて相手の話を聴く必要があります。
イライラし、ざわついた気持ちでは部下の話を聴くことが難しくなってしまいます。
傾聴を効果的に活かすためには、聞き手のマインド(思考や心)が
クリアであることが必要なんですね。

「なんで、私が優しくしなければならないの?」「悪いのは部下なのに」などと思っていると、
落とし穴にはまってしまいますので、
まずは、自分の中にあるイライラを解消するようにしましょう。

傾聴(アクティブリスニング)については、よく紹介されますが、
こういった話は意外とされないので、ここからの話はよく聞いてくださいね。

イライラの原因はあなたをストレスにする考えにある

実は、あなたをイライラさせるのは、部下の態度が悪いことでも、
部下が仕事をしないことでもありません。あなたをイライラさせるのは、
部下に対する「考え」なんです。

「部下は私に対する態度が悪い」
「部下はもっとちゃんと仕事をするべきだ」

このような考えに縛られていると、部下に対するイライラがなくなりません。
反対に、こういった考えに縛られずにいると、イライラすることがなく、
クリアな意識で部下と関わることができるようになるんですね。

あなたをストレスにする考えのことを「ビリーフ」と呼んでいます。
ビリーフについては、こちらの記事『ビリーフの意味は?ストレスな考えを生むメカニズムや与える影響を解説』で詳しく解説していますので、
より深く知りたい方は合わせて読んでみてください。

ストレスを生む考えに問いかけよう

ストレスを生む考えに縛られないためには、考えに問いかけることがお勧めです。
私たちは、普段、あまりにも自分の考えが本当だと信じているために、
疑うことがありません。

すると、現実を見る視野が狭くなり、
あるがままの現実が見えなくなってしまうんですね。

実際の現実というものは、自分が信じているもの以外の可能性もあるんです。
その可能性を探求するために、自分の考えに対して「本当だろうか?」と問いかけるんです。

例えば、私が「部下は私に対する態度が悪い」という考えについて
問いかけてみるとどうなるでしょうか。

「態度が悪い」というのは、あくまで私の解釈です。
先ほども説明しましたが、部下は、ただ自分を守ることで精一杯なんだ
という可能性もあるわけです。
すると、部下の態度が悪いのは本当だとは言い切れません。

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「態度が悪い」という考えを信じているときは、イライラするし、
部下に対して厳しく接してしまいますが、考えを信じなければどうなるでしょう。
例えば、私の気持ちに余裕があるときはどうなるでしょう。
確かに、気持ちに余裕があるときは、部下に対して寛容になっている自分がいます。

今度は、「部下の態度が悪い」という考えが本当でないならば、
他にはどういった事例があるでしょうか。
落ち着いて考えを探求してみると、部下は自分の身を守っているだけで、
仕事には取り掛かるし、仕事を放り投げるわけでもないことに気づきます。
逃げ出さずに何とか自分なりに向き合おうとしているのかもしれません。

逆に、「私が部下に対して態度が悪い」部分はないでしょうか?…ありました。
部下の態度を見て、「大人気ないな」と思いました。
私は部下のことを思って言っているのに、私の言葉を聞き入れてくれない部下に対して、
たしかに私は不満を感じて部下に対する態度が悪くなっていました。

自分がふてくされるのをやめる

私たちは、部下がふてくされているとジャッジしているけれど、
実はふてくされているのは私たち自身です。

私たちは、部下が自分の言うことを聞いてくれないと膨れっ面になっているんです。

だから、私たちがやるべきことは部下に対してふてくされることを止めることです。
なぜなら、そうした方がクリアで良い感じがするからです。

実際、部下がふてくされているのを止めさせることはできません。
できるのは、自分がふてくされるのを止めることだけです。
自分が大丈夫であれば、相手を責める必要はなくなります。
クリアな意識であれば、恐れがなく相手と関わることができるはずです。
恐れがなく身構えていなければ、相手も構えを解いてくれます。

イライラしなければ叱り方もうまくなる

クリアな意識でもって、部下にイライラすることがなくなれば、
言葉の伝わり方も自然と変わってきます。

ちなみに、「叱る」と「怒る」の違いは、「相手の行動の間違いを気づかせること」と
「自分の感情をぶつけること」です。
イライラを抱えたままでは、叱っているつもりが怒っていることになってしまいます。

イライラしていると周りに対する配慮も欠けてしまいます。
人前で部下を怒ってしまうこともそうですよね。
それでは部下の自尊心を傷つける行為になってしまいますが、
イライラがなければ、場所を変えて1対1のときに話すなど
細やかな配慮もできるようになるはずです。

正して欲しいこと、言うべきことはしっかり伝えて、
最後は笑顔で終わることもできるはずですよ。

具体的な叱り方については、
こちらの記事『部下への叱り方のポイント【前編】部下が納得する伝え方は?』
紹介していますので、こちらも合わせて読んでみてくださいね。

叱り方がうまくなれば部下の育て方もうまくなる

部下を育てるのが上手い人は、叱り方が上手な人です。
叱り方が上手な人は、自分のイライラを部下にぶつけない人です。
イライラをぶつけない人は、自分との付き合い方が上手な人です。
部下がふてくされていると思ってイライラしたら、
同時に自分の態度も悪くなっていることに気づけるようになりましょう。

以上で、ふてくされる部下に対する接し方について紹介しました。いかがでしたか?
この記事の途中で、傾聴(アクティブリスニング)やビリーフについて
詳しい記事を紹介しています。
この記事を読んで「なるほど」と思ったら、あらためて読んでみることをお勧めします。

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