知識・知恵

ビリーフとは?その意味とストレスな考えを生むメカニズムを解説

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ストレスを解消するためにはどうしたらいいでしょうか?
ストレスが根本的に解消しなくて困っている人には、
ビリーフに取り組むことをお勧めしています。

あらためてビリーフとは何でしょうか?
ビリーフの意味を理解することで、なぜストレスを感じるのか、
なぜストレスがなくらないのかがわかるかもしれません。

最終更新日:2018年5月4日

ビリーフとは「自分が本当であると信じている考え」のこと

ビリーフの意味は、「価値観」「思い込み」「固定観念」など
様々な言い方で表されていますが、ここでの定義としては、
ビリーフは「自分が本当であると信じている考え」のことです。

私たちは、起きた現実に対して自分の考え(解釈)を投影しています。
晴れた青空を見れば、「今日はいい天気」、
雨空を見ると「今日は天気が悪い」といったように考えます。

ちょっとした天気の話だけではありません。
例えば、「若者が優先席に座るべきでない」
「信号は無視するべきでない」「人に会ったら挨拶するべきだ」
「頂き物をもらったらお礼をするべきだ」「親は私に優しくない」
「私はもっと幸せになるべき」「私は強くあるべき」
「私には価値がない」「私は美しくない」
「私はひとりでは生きていけない」といったように
ビリーフは様々な形で存在してます。

ビリーフは恐れから自分の身を守るためにであり、生きていくためにある

では、何のためにビリーフがあるのでしょうか?

ビリーフがあるのは、恐れから自分の身を守るためにであり、
自分が安全で安心して生きていくためです。

例えば、赤信号で渡ると車に跳ねられて
死んでしまうかもしれないので、危険だから
「赤信号では渡るべきでない」というビリーフができます。

例えば、子供の頃は、親の言うことを聞かなければ
生きていけないので、生きるために
「親の言うことは聞く必要がある」というビリーフができます。

しかし、必ずしも赤信号だからといって渡ったら死ぬわけではないし、
親の言うことを聞かなくても死なないという現実があるわけです。

だからと言って、今度は赤信号を平気で渡ると
「あの人は社会のルールを無視している悪い人」とか、
親の言うことに反発していると「あの人は親を悲しませる親不孝者」
といったように、社会から批判の目で見られるリスクが出てきます。

だから、実際には危険ではないのに、
やっぱり「赤信号は渡るべきでない」
「親の言うことは聞く必要がある」
というビリーフが残り続けるわけです。
しかし、ビリーフがあるのは、恐れや危険から
自分の身を守ることには変わりありません。

ビリーフは人生に影響を与え、生き方の指針になる

では、なぜビリーフをテーマに取り上げているかというと、
ビリーフは人生に影響を与えるからです。

晴れた青空を見れば「今日はいい天気」と解釈して
気分が良くなります。
しかし、雨空を見ると「今日は天気が悪い」
と気分が落ち込んでしまうのです。
ビリーフがあると、気分の良し悪しが
天気に左右されるようになります。

あるいは、ビリーフは生き方の指針になります。
つらい体験や悲しい出来事があったときに、
「もう味わいたくない!」という思いから自分を規制するようなものもあれば、
「成功体験や幸せな出来事をもう一度味わいたい!」、
「人生はこうあるべき」と思って同じような行動をするものそうです。

例えば、親から怒られることがつらくて
必死に親の期待に応えようとしてきた人が、
大人になっても「人から怒られないようにしなければならない。」
と人の顔色を伺うようになってしまうとか。

子どもの時に良い子でいると親から優しくされたり、
テストで良い点を取ると褒められることで
親からの愛情を感じた体験から、
大人になっても人の関心を引くために自分のニーズよりも
相手のニーズを優先させたり、
何かすごいことを達成することや勝ち負けに執着してしまったり。

しかし、子どもの時には自分を守るために必要だった考えが、
必ずしも大人になって通用するとは限りません。
私たちの多くは、その考えを信じ続けているために
自分の自由や可能性を自分で制限して、
ストレスのない柔軟な生き方を奪ってしまっているかもしれません。

ビリーフの問題は私たちをストレスにすること

ビリーフが問題になるのは私たちをストレスにするからです。

私たちは、あるがままの現実ではなく、
「現実はこうあるべだ」という考えを信じているため、
現実に対して反発してストレスになります。

ビリーフによって、私たちはイライラし、落ち込み、悲しみ、焦ります。
体は緊張し、不快感でいっぱいになります。
そして、理想を現実を変えようと、現実と戦うようになります。

自分の考えが正しいと信じている時、
間違ったことをしている人を見るとイライラしたり
怒りが沸いてきたりします。
そして、場合によっては相手の間違いを正そうとします。

ビリーフは感情を刺激し、感情は行動(反応)につながります。
そして、ストレスなコミュニケーションやトラブルが起きてしまいます。

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ビリーフは信じると苦しむし、信じなければ苦しまない

私たちがビリーフの問題から解放されるためには、
シンプルな仕組みを理解し実践することが勧められています。
それは、「ビリーフは信じると苦しむし、信じなければ苦しまない」
という仕組みです。

私たちは、自分の中から沸き起こる考えを
単なる考えであると気づかないまま、
それが本当であると信じています。

そもそも、浮かんでくる考えそのものに害悪はありません。
しかし、その考えを信じると私たちは苦しむようになっています。

例えば、彼が無言であなたとすれ違っただけなのに、
「彼は挨拶もしないで失礼だ。」という考え(ビリーフ)を
信じると、途端にストレスになってしまいます。

しかし、考えを信じなければ私たちは苦しみません。
分かるのは、ただ彼が無言であなたとすれ違ったと
いう現実だけが残ります。

「ビリーフは信じると苦しむし、信じなければ苦しまない」
という仕組みを実感するためには、ビリーフに対して
「問いかけ」をすることが勧められています。

自分が本当だと信じている考えに対して、
「それは本当だろうか?」と問いかける方法です。
(問いかけの種類は他にもあります)

これは、The Workという手法を紹介している
Byron Katieさんが行なっている方法です。

彼女は、ビリーフに対して問いかけることで、
ストレスを生むあらゆる考えから自分が解放された
体験を紹介しています。
(具体的なやり方は下記の記事で紹介しています)

ポジティブなビリーフであれば問題ないのでは?

ところで、ポジティブなビリーフであれば問題ないのでは?
と思うかもしれません。

「私には価値がある」「私はやればできる」「私は愛されている」
「私はお金に恵まれて自由な人生を生きている」といったビリーフを
信じて人生を生きることに問題はあるのでしょうか?
ポジティブであればストレスは感じないし
何も問題はないかのように思います。

例えば、ポジティブなビリーフを持っていると、
自分の都合の良い解釈をするかもしれません。
それは、自分が見たくないものから目を背けてしまうこと
かもしれないし、痛みや悲しみから逃れるためかもしれません。

ポジティブなビリーフであれば必ずしも問題ない
ということではありません。
(ポジティブなビリーフについては、
下記の関連記事も参考になります。)

考えはコントロールできない

私たちは、考えをコントロールできると思うかもしれませんが、
考えはコントロールすることはできません。
(コントロールできたと思えたかもしれませんが)

考えはコントロールするのではなくて、
考えを理解することが勧められています。

考えを理解し、自分にとっての真実に気づくことで、
ストレスな考えから解放され、
あるがままの現実と幸せに気づくことができます。

以上、今回はビリーフの意味について解説していきました。
ビリーフとストレスはとても関係が深いものです。
ストレスから自由になるためには、
ビリーフに取り組むことをお勧めします。

あらためて取り組む方法や具体例については、
下の記事で紹介しますので、そちらも是非参考にしてください。

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